奇抜なストリートファッションよりも無難なファッションを

一時期、今も流行とはいえない間でも一部では使っている人も多いファッションとして、ストリートの奇抜なファッションというのがあります。ピアスをたくさんつけていたり、ヨレヨレの服を着たり、かなり派手目の帽子をかぶったりしているような人たちのことです。こういうファッションは10年ほど前に流行したものですけれども、今ではあまり見られなくなりました。

ちょうど10年から15年ほど前にはこういったストリートカジュアルで、かなりハデなものが流行ってはいましたし、こういう格好をする人ほどおしゃれだというように言われていました。しかし時代も変わり、こういう格好はもはや少数派になっています。代わりにTシャツにジーンズのような、シンプルなっこうの人たちほど多数派になってきています。

つまりこれは奇抜なファッションよりも、最近ではかなりスタンダードで落ち着いた服装のほうが流行ってきているということです。そちらのほうが受け入れられているというのがわかるのがテレビに出ているモデルやタレントの服装です。こういう人たちの服装は季節を先取りしているものが多く、トレンドも先取りしています。

にも関わらず、色やちょっと新しい形のものなどを着ているタレントやモデルはテレビに出ていますが、ストリートカジュアルで一世を風靡したようなレベルの奇抜なファッションのタレントやモデルというのは全くと言っていいほど見ることがありません。今や白のワンピースやジーンズファッションなど、かなりきっちりした人が多くなっています。

男性でもそれは同じでスーツの人も多いですし、若手と言われている人たちでも、ジャケットくらいは着ているというのがよく見られます。ですから、奇抜なファッションというのは逆に一部のタレントだけが行っており、それが世界的に注目されているくらいです。つまり一部しかやっていないし、それは変わっていることだと見られるようになったというわけです。

ですから若い人たちは男女ともに奇抜なファッションをする必要なんてありません。できるだけファッションは基本に忠実に、そしてシックな形でまとめてしまうほうがいいのです。奇をてらったことをしてもおしゃれになんかならないのです。