ネクタイの柄から見る柄物の使い方の基本とは?

夏にはあまりネクタイをする人も減ってしまいましたが、今でもネクタイ着用が当たり前の日本のスーツを着ている男性は大変だと思います。そんなネクタイ着用の時のスーツ姿を思い出して欲しいのです。特にネクタイの柄というものを思い出してみて欲しいのですが、ここにダサいと言われる人たちの使う柄物の使い道があります。

たいていスーツだけだとどこも変わらないような格好になるかと思いますが、ネクタイ一つの柄が違うだけで一気に印象は変わるでしょう。明るい色のネクタイを選べば明るい印象が、黒などだと暗い印象になります。柄物を使えばオジサンっぽくもなるし、ドットなどであれば可愛らしい印象も与えます。つまりネクタイの柄一つで大きく印象が変わるのです。

しかしそのネクタイの柄で印象が変わったとしても、バランス全体が崩れるということはありません。どのようなネクタイであったとしてもスーツ全体が変になることはないのです。それだけちょっとしたアクセントとして柄が効いているというわけですが、逆に言えば柄物というのはちょっとしたアクセントに向いているということです。

よくダサいなんて言われている人たちがチェック柄のシャツを着たりしていますけれども、そういう人たちはほとんどメインとなるものにつけていると思います。トップスにチェックシャツはいいのですが、そこが上半身全体を覆ってしまっている人も多いでしょう。となると、アクセントではなく、チェック柄がメインになってしまっています。

そういう柄がメインになってしまうと、かなりガチャガチャした感じになってしまうのです。逆にネクタイの柄のようにちょっとだけを表すようにつけるほうが、まとまりが出てきます。例えばTシャツの柄のようなものや、もしくは無地のシャツに少しだけチェック柄が入っているようなものだとかなりまとまりは出てくるでしょう。

スーツファッションを見てもわかるように、一般的に柄というものはうまく使わないと行けないものであり、使いすぎることによって変になってしまうのです。このファッションの基本を知らない人も多いので、ぜひスーツファッションを見習って、柄はアクセントとして使ってみてはいかがでしょうか。